ホームニュースたけしの議会レポート(1 2−2)


八丈町の再生への方策を示せ

 9月7日から29日まで開かれた第3回定例会の第1日目に7名の議員が一般質問を行いました。私は3番目に立ち、 当面の重要課題に町方針と、高齢者福祉に関して以下の質問を行いました。

 

一般質問(2004年9月7日)

(1)人口が8000人台に転落した八丈町の課題と、再生への方策を示せ。

小宮山 八丈町の財政は、地方交付税が昨年度比で2億6,000万円も削減されるなど、厳しい状況が続いている。学校統合や新庁舎建設、下水処理等、莫大な費用を要する課題が山積しているが、町長は課題解決にどのような方針で対処するのか。


小学校統廃合の方針は

小宮山 町長は、三原中前への建設案を否定する特別委員会の意見書をどう受け止めたか。また、これを前提にして新たな建設地をどこに求めるのか

町長 特別委員会の意見を尊重する。でも、場所も決めて欲しかった。地域住民との相談では、中間点、歩いて行けるというのが原則だったので、当然三原中を中心に考える。皆さんの意見を聞きながら、近いうちに必ず決断して、1人でも多くの人が納得いくように取り組む。


下水処理施設の計画は

小宮山  生活排水や、し尿の適正処理に、これ以上の対策の遅れは許されない。最終処分場建設や合併処理浄化槽の普及に向けて、町長はどのような計画を持っているか。

企画財政課長 環境省のマニュアルでは、各種システムの特性、効果、経済性等で、地域に最も適したシステムの選択を求めている。下水道施設と合併処理浄化槽を比較し、経済的、効率的な施設を整備するため、現在検討している。その内容は、29日の議会最終日に中間報告を行う。

小宮山  生活排水が都道の側溝に流されている問題で、町長は3月議会で「都の専門家によれば、下水に流すのは完全に違反だ。まず実態調査をして取り組む」と述べている。その実態調査はどうなっているのか。

企画財政課長 下水処理の関係の生活排水処理実態調査は本年度で実施したい。

小宮山 下水処理施設には莫大なお金をかかるが、そのやり方については、ここの議会でもいろいろと提言が出ている。ただお金がかかるから大変だ、ではなくて、どこからお金を取れる道があるのかを、議会の皆さんもあちこち視察しているので、相談しながら進めていただきたい。


ロベ活性炭の可能性は

小宮山  八丈町はロベ活性炭製造の研究開発にどれだけの開発費用をつぎ込む予定か。この開発が成功して事業が軌道に乗れば、どれだけの経済効果がもたらされる見込みか。

住民課長 開発費の経理は管理法人で実施するので、町の負担はない。経済効果は、製造量を年間315トンとした場合、単価が1キロ410円で年間売り上げ1億2,915万円と試算している。あくまでも試算であり、単価設定や経費は変動するものと思われ、実際の経済効果についても研究していくことになる。また、事業化された場合の雇用の創出も期待している。

小宮山 私の試算では年間で1億円の可能性は出てこない。そもそもロベ廃木が年間1,000トンから1,300トンとの試算がどこから出てくるのか。炭に焼けば3分の1以下になる。掘り上げ、運び、炭に焼く人件費もかかる。1億数千万円の開発費をかけ、やってみたら原料がなくて、ものにならないとなれば、国の予算のむだ使いになる。もう少し算出根拠を明確にし、失敗のないようにして進めていただきたい。

町長 私らが推薦しなければ国の予算ほかのところへいく。成功でなくても、そういうことは考えずに、予算がもらえて、そこで研究するということはすばらしいこと。はっきりした数字は出ないが、それが成功すれば、すばらしい産業になる。今東京都で荒川と多摩川で8カ所から水をとって活性炭で処理しているから、それができるなら、八丈のものも買ってくれると知事までが申してくれた。これをやる会社は、産業省も物になるから挙げてくれたんだと言っている。町長、あとは我々で研究だと。雇用も10人も要るそうだ。研究員を入れると12、3人になるという報告も受けた。

 

(2)少子高齢化が進むなかで、よりいっそうの高齢者福祉対策を

小宮山  八丈町の高齢化率が高まる中、この間、ひとり暮らしのお年寄りが人知れず亡くなり、数日たってから発見されるという事態が連続した。町長の掲げる「住んでよかったと思える町」とは、ほど遠い現状があるが、町長はどう対策をとるのか。


高齢者も安心な町を

小宮山 八丈町にどれだけの高齢者世帯、一人暮らしの世帯があり、その方々への生活支援策はどのように講じられているか。医療面でのケアはどうなっているか。

健康課長 地域ケア会議等で、関係者が話し合っている。現在、社会福祉協議会が発起人となって、ひとり暮らし対策会議を各機関で立ち上げ、今後このようなことが起こらないように相談をしている。

町長 現在ひとり暮らしは564人いる。町に2,000万円も寄附した方が、実は亡くなって何週間もたって見つかった。あんな元気なおじさんでも、ひとり暮らしでは、何週間も亡くなったことがわからない。何とかしなくてはいけないと痛感し、取り組んでいる。連絡を何日かに一遍はとり、訪問し、亡くなってから何週間たったということがないように。他に病気で倒れた方にも対処できるシステムをつくろうということでやっている。

小宮山 大切なのは医療面でのケアだ。介護サービスは、医療と一体となって実施されなければならないが、今八丈町では介護と医療の連携がうまくいってないとの声を聞く。どこの自治体でも行われ、八丈町でも数年前までやっていた高齢者に対する訪問看護が今八丈では行われなくなっている。医者による訪問看護が、なぜ行われていないのか。これからもこのままでいくのか。介護と医療の連携をもっと強めていくべきではないか。

病院事務長 在宅医療については、今現在月6人の方を対象に在宅医療を行っている。

健康課長 健康課では保健師、ヘルパーで医療面を扱っている。保健師は住宅訪問、ヘルパーが在宅サービスで助言や提言、指導を行っている。今後もサービス業務をさらに充実していきたい。

小宮山 在宅介護が整ってないことに問題があることを、どれだけ判っているのか。町長の答弁にも認識不足を感じる。どういうサービスが欠けていて、どういう対策が必要かを検討していただきたい。


地域密着型の福祉を

小宮山 町が行ったグループホームに関する町民アンケートの結果を、どう受け止め、どのような施策につなげていくのか。地域密着型のグループホーム、デイホームへの支援策を示せ。

健康課長 アンケートは、対象2,360人のうち1,591人が回答し、回答率が67.4%であった。その結果、グループホームを利用したい人が12.6%、利用したくない人が82.3%の結果が出た。施設整備には今後支援していく。八丈町介護保険事業計画では長期的課題として民間活力でグループホーム整備を図ることになっている。現在グループホームを建設したいという方がいるので、都に申請する段階で協力している。

小宮山 施設収容型から地域支援型へと福祉の流れは変化している。八丈町も率先して在宅福祉の拡充に力を注いでほしい。高齢者が元気に過ごし、人としての尊厳を重んじられる介護の実現を望む。

健康課長 グループホームを、現在都に申請している団体が2団体と聞いている。これらの団体を介護サービスに入れて、サービスの事業として立ち上げていくのかを協議会で検討していかなければならない。アンケートでは利用したい人が201名おり、まだまだ足りない状況だ。必要であれば、協議会の判断の中で意見書等も出し、東京都に設置をお願いしていきたい。

 

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